全日本剣道連盟より、以下の内容が公開されました。
一般財団法人全日本剣道連盟(以下「全剣連」)は、新型コロナ感染症拡大予防のため、これまで対人稽古の自粛をお願いしてまいりましたが、政府による緊急事態宣言が全国で解除されたこと並びに用具の使用によって飛沫の飛散を一定程度防止できることが確認されたことに伴い、6月10日をもって「対人稽古自粛のお願い」を解除いたします。
https://www.kendo.or.jp/information/20200604/
あわせて、対人稽古再開に向けた感染拡大予防ガイドラインが制定されております。
概ね、以下のようなことを守って稽古をする必要がありそうです。
- 面マスクあるいは同様のマスクの着用が必須。シールドでは不十分。
- つばぜり合いは禁止。
- ガイドラインに沿って稽古することを近隣に理解してもらう(掲示する)。
- 元立ちの間隔は2m以上あける。入る限りの人数で稽古を行う。
- 当面の間、対外稽古は禁止。
- 十分なスペースがない場合は保護者は外で待機。
- その他、3蜜を避け一般的な 消毒、手洗い、うがい、換気 などを徹底する。
- 健康であることを確認する。
- 参加者の記録を取る。
対人稽古再開に向けた感染拡大予防ガイドライン
以下にガイドラインを抜粋して掲載いたします(2020年6月4日現在)。ガイドラインは今後変更になる場合もあると思いますので、適宜引用先をご確認ください。
「対人稽古自粛のお願い」を解除するにあたり、「面マスク、シールドによる飛沫飛散の抑制効果に関する調査結果」の説明と「対人稽古再開に向けた感染拡大予防ガイドライン」のポイントを動画にして、公式YouTubeチャンネル へ公開いたしました。是非、ご覧ください。
▼公式YouTubeチャンネル
なお、ガイドラインの全文(詳細)は、この公式ホームページの「全剣連書庫」にPDFで掲載しております。必ずお読みいただき、ガイドラインに留意して、稽古を再開していただくようお願いいたします。
▼ガイドラインの全文(詳細)
https://www.kendo.or.jp/information/20200604-2/
- 稽古の実施に当たって
- 都道府県剣道連盟は、都道府県内で稽古を再開するに当たっては、都道府県の方針を遵守するものとし、必要に応じ都道府県スポーツ部局、健康福祉部局に報告するものとする。
- 稽古再開に当たって団体の責任者は、「全剣連ガイドライン」に従って稽古を再開することについて、近隣の理解を得るよう努める。道場、体育館の玄関等にその旨掲示することも検討する。
- 組織・団体別ガイドライン及び稽古計画の策定
- 各組織・団体は、地域の感染状況、会員構成(年齢や性別、習熟度)、稽古場所(道場や体育館)等が異なることから、全剣連ガイドラインに合わせ組織・団体の特性に応じたガイドラインを個別に作成する。当該ガイドラインは、道場等に掲示、所属会員に配布などして、徹底を図る。
- 各組織・団体は、それぞれの特性に応じた稽古計画を作成する。計画策定に当たっては、以下の事項に留意する。
- 新型コロナウイルス感染症の第二波への懸念に加え、2か月以上の自粛で稽古参加者の体力が落ちている可能性があるので、稽古は慎重に再開する。すなわち、当初は準備体操やトレーニング、素振りに重点を置き、徐々に負荷をかけていく計画を基本とする。例えば、次のような計画を目安にすることが望ましい。
(…略…) - 会員や門下生に生徒、学生がいる場合は、計画策定に当たって、文部科学省の「学校の新しい生活様式」(令和2年5月22日)の趣旨を尊重するものとする。
(…略…)
- 新型コロナウイルス感染症の第二波への懸念に加え、2か月以上の自粛で稽古参加者の体力が落ちている可能性があるので、稽古は慎重に再開する。すなわち、当初は準備体操やトレーニング、素振りに重点を置き、徐々に負荷をかけていく計画を基本とする。例えば、次のような計画を目安にすることが望ましい。
- 稽古に参加するにあたって
- 基礎疾患のある者は稽古に参加しない。
(…略…) - 以下の条件に該当する者は稽古に参加しない。
- 体調がよくない場合
(…略…) - 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
- 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合
- 所属団体の会員以外の者(当面)
- 体調がよくない場合
- 稽古に参加する者は、自宅と稽古場所の往復の際にはマスクを着用し感染予防に努める。
(…略…)
- 基礎疾患のある者は稽古に参加しない。
- 稽古を始める前に
- 稽古前に検温を行い、発熱がある場合は、稽古しない。
- 発熱がなくても、咳、咽頭痛がある場合も、稽古しない。
- 稽古前に、手洗い、うがい、アルコールによる手指の除菌を行う。
- 稽古の都度、記帳(氏名、連絡先等)を行う。
- 着替えは自宅で行う、又は更衣室を交代で使用する等、更衣室の密集を避ける。
- 床の清掃、除菌を行う。
- 稽古前に検温を行い、発熱がある場合は、稽古しない。
- 稽古に当たって
- 準備体操、素振り等は、原則一列となって同じ方向を向き、向かい合わない。やむなく向かい合う場合又は2列以上になる場合はおよそ2mの距離を取る。発声も極力控える。
- 稽古を行う者は、飛沫の飛散防止等のため、以下の対応を行う。
- 稽古を行う者は、装着した者から相手への飛沫の飛散を防止するため、必ずマスク(以下「面マスク」)を着用する。
(…略…) - 稽古を行う者は、主に相手からの飛沫を防止するため、シールドの着用を強く推奨する。特に 60 歳以上の高齢者は、着用すべきである。
(…略…)
- 稽古を行う者は、装着した者から相手への飛沫の飛散を防止するため、必ずマスク(以下「面マスク」)を着用する。
- 密集(「3密」の一つ)を避けるため、以下の事項を遵守する。
- 稽古は、密集を避ける観点から適正人数で行う。
- 稽古時、元立ち間の間隔は 2 メートル以上とする。この結果、同時に稽古できる人数が、当該道場・体育館等の稽古可能な上限人数とする。元立ちの立つ位置に、2メートル毎に目印(テープ)を貼ることも考えられる。
- 2部制などにより密集を避ける工夫をする。
- 休憩時間中はマスクを着用するとともに、過度な接触を行わせない。
- 見学者は、原則、道場、体育館の内部に入れない。
- 児童等の保護者は、道場、体育館で十分な広さがない場合、外で待機するようにさせる。
- 稽古は、密集を避ける観点から適正人数で行う。
- 新型コロナウイルスの感染源となりうる口からの飛沫飛散を防止するために次の事項に留意する。
- 稽古での発声は、極力抑制する。
- 鍔競り合いは避ける。練習中、やむを得ず鍔競り合いとなった場合は、すぐに分かれるか引き技を出し、発声は行わない。
- 感染のリスクを低めるため、稽古時間は1時間を目安とする。また、30分に1回5分程度、窓の開閉や送風機の使用により、十分な換気を行う。
- 稽古の後に
- 稽古終了後、先生や先輩等へ礼を行う際は、2mの間隔をあける。
- 稽古終了後は、面マスクをビニール袋に入れて持ち帰り、洗浄、除菌を行う。
- 稽古後、剣道具(特に面、小手)、使用済みのシールドは、アルコール噴霧により消毒。
- 剣道着・袴・手拭い・竹刀は稽古終了の都度持ち帰り、洗濯や除菌を行うことが望ましい。
- 稽古後も、手洗い、うがい、アルコールによる手指の除菌を行う。
- 感染が判明した場合
- 稽古の参加者が新型コロナウイルス感染症を発症した場合、速やかに所属団体責任者に報告する。
- その他
- 剣道具、竹刀、手拭い、タオル、その他剣道に関係する用具は、共用しない。
- 共用道具類(打ち込み台、太鼓のばち等)、道場・体育館・更衣室・ふろ場等の出入り口のドアノブ、窓のロック・サッシ、その他稽古参加者が接触する箇所は、稽古前後にアルコール等で除菌を行う。
- 団体間の交流、出稽古は当面禁止する。
- 稽古の前後においても、厚生労働省が公表している「新しい生活様式」を遵守されたい。特に稽古後に参加者同士で食事を行う場合は、新しい生活様式を守られたい。この場合の新しい生活様式とは、「大皿は避けて、料理は個々に」「対面ではなく横並びで座る」「おしゃべりは控えめに」「お酌や回し飲みは避ける」などを言う。
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剣道は日本古来の武道です。
何歳から始めても必ず身につけることができます。
剣道をはじめたいけど、道具はどうそろえたらいいの?
剣道は何歳くらいからはじめられるの?
剣道の稽古は見学できるの?
剣道を再開したいけど、いつ稽古してるの?
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